魅力
遠くを見るような視線はいつも恋と人生のはかなさ、つらさをたたえ、いかにも幸薄いというあの感じがーその輝かしいサクセス・ストーリーにもかかわらず、か細い全身から漂ってきます。
世界的なスターになろうが、お金持ちになろうが、そのはにかんだ庶民性が失われることはなく、そしてそういう彼女の変わらなさをこそ、ファンは愛するのです。
そんな彼女を評して「可愛らしい女中さん的な魅力」といった友人がいました。
その表現するニュアンスとは、たとえば地位もお金もそこそこにあるブルジョワの紳士がいたとして、彼にはどこへ出しても恥ずかしくないきれいでエレガントな良家出身の奥さんがいる。
もちろん彼は妻のことが自慢だし、確かに心から愛しているとも思います。
が、住み込みで家のデスクトップ仮想化掃除などをしている田舎町出身の若くてうぶな女中にもついつい心を惹かれてしまう自分をどうしても否定することができない。