日本の歴史をさかのぼると・・・その1
日本共産党がはじめて組織されたのは大正十一年(一九二二)七月のことであり、十一月モスクワで開かれたコミンテルン第四回大会で正式承認をえた。
これに参加したのは堺利彦・山川均・荒畑勝三(寒村)といった古くからの、「冬の時代」を生きぬいてきた社会主義者のほか、近藤栄蔵・佐野学・徳田球一・野坂参三・市川正一・渡辺政之輔・猪俣津南雄・鍋山貞親・山本懸蔵・高津正道といった人々でした。
このときすでに、「日本における権力は商工ブルジョアジーと大地主のブロックによって握られており、当面する革命は、プロレタリアートと農民の指導下に小ブルジョアジー等をも同盟軍とした『ブルジョア革命』である」といった、のちに大きな論争のたねになるような規定が、その綱領草案のなかにはもりこまれていました。
またそれは、勇敢に天皇制の廃止をもスローガンとしてかかげていました。
しかしそれはまだ少数の、主としてインテリゲンチャが集まってつくった党であって、大衆的基盤はほとんどもっていなかったそうです。